2016年12月31日

今年も終わるね

沈です
今年もあと半日を切りましたね
なんか私の中で2016年ってもう一昨日くらいに終わってるんで、今の何もすることがないこの状態はなんだ、なんだこれは
去年は年末忙しく年始がのんびりしていたのですが、今年は年末年始なんにもなくてやることなくて、ほんとにのんびりしています
いややることはあるんだけどね、なんていうの、忙しさに追われてない、その代わり中旬からクリスマスにかけてまじ死ぬかもってくらい忙しかったんですが、なんかいいね、人間の正しい営みを手に入れてる感じがします

ほんとは台本とか台詞覚えたかったんだけどね、1月のやまだのむら、なんか前回の稽古で私の役ががらっとキャラ変することが決定して、今あの、本はあるけど覚える台詞が無い状態、しょうがないから他の人のとこ読んでます
正直不安もあるけどそっちの方が面白くなるなら全然やりますよ、年始の稽古ではさぞかし良いキャラが来ることでしょう、見たくない?その沈さん見たくない?でも今本が無いからなんとも言えなーい!

でも演出の國吉さんがすごく面白くて信用出来る方なので、そこはすごく安心して稽古出来ています
恥の概念がちゃんとある人、これある人ってなかなかいないのよね、あと演出されてる時の試されてる感がすごい、あー面白いもの作れる人だなーって安心感、自分含めて、作品のために動ける人たちばかりで超安心しています、安心が確信に変わったらまたお知らせします、でもたぶん面白いから観に来てね


今年の振り返りとかしちゃおうかなあ、ツイッターでもいったけど私今年7本舞台に出てるんですよ、小さいイベントや映像入れたら12本、去年が5本だったことを考えるとどうした、どうした今年

まとめるとこんな感じ

1月
サンモールスタジオ新春公演『深沢ハイツ302〜もう一つのニュートンの林檎』サンモールスタジオ

2月
『キングオブコントへの道〜アガリスク予選会』新宿シアター・ミラクル
『楽語vol.9』代沢東地区会館
『アマチュア楽語会』高円寺grain
『6人のテレビ局員と1人の千原ジュニア』恵比寿ザ・ガーデンホール

5月
しむじゃっくpresents『わが家の最終的解決』シアターKASSAI
『楽語vol.10』代沢東地区会館

7月
キングオブコント一回戦予選

9月
アガリスクエンターテイメント『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』サンモールスタジオ(東京) independent theater 1st(大阪)

10月
MU『狂犬百景』三鷹市芸術文化センター 星のホール

11月
『新宿コントレックスvol.15』新宿シアター・ミラクル

12月
ゴッドタン

多いね、2月4本て、こんなに人前に立つ機会をいただけていたんだと改めて感謝が止まりません、落語も含めほぼだいたい観に来てくださった方もいてありがたい限りですほんと
劇場も700人のホールから小さなカフェまで、演劇のみならず落語やお笑いライブ、コメディのみならずSFや会話劇など、ほんとにたくさんのことを経験させていただきました
自分のような小劇場のいち舞台俳優が存在出来るのは観に来てくださるお客様のおかけと常日頃申しておりますが、改めてそれを実感した一年でした
来年はそうですね、もっと遠くへ行けたらと、今いる場所よりもっと遠くへ行けたらどんなに素敵なことかと思います、自分に素直に生きたいですね
あと客演たくさんしたいです、4月以降暇です、世の主宰様方、お仕事お待ちしています

さーて夜まで何してようかな、今年は紅白観ようかな、よいお年を!
posted by 沈ゆうこ at 13:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月29日

2016ベスト演劇

1位  壱劇屋『偽フェスティバル5』

2位  ポップンマッシュルームチキン野郎『こい!ここぞといふときに〜男色道中膝栗毛〜』

3位  悪い芝居『メロメロたち』

4位  なかないで、毒きのこちゃん『(再)けいこちゃん、ふたたび。』

5位  オイスターズ『ここはカナダじゃない』


やっぱり変わりましたね、頑張って順位付けてみました
総評すると劇団力と圧倒的完成度に魅せられた一年でした、暫定版と被るところもありますが感想をつらっと


5/28壱劇屋『偽フェスティバル5』門真市民文化会館ルミエールホール 展示ホール
やっぱこれかなー
面白いというよりもはやかっこよかった、また東京来たら絶対観に行くし人に超すすめるし偽フェス観に行くために関西行きたいです
らんまをBGMにケチャするあの光景は一生忘れられないというか忘れようがない、もはや呪い、すごく面白かったです

11/19ポップンマッシュルームチキン野郎『こい!ここぞといふとき〜男色道中膝栗毛〜』新宿シアター・ミラクル
劇団名もだけどタイトル長いな
ポップンを初めて知った作品が2012年に観た『こい!ここぞというとき!』で、当時何見ても面白くない病にかかっていた私はツイッターでめちゃくちゃ評判だったのを見て「これで面白くなかったらもう芝居観るのやめよう」とその場でえいやと予約して、結果めちゃくちゃ面白かったしめちゃくちゃ笑った、まず前説の「本日はポップンマッシュルームチキン野郎一方その頃フランスではイベリコ豚が食べ頃公演」で笑った
いやだってパワーワード過ぎるでしょ、ポップンマッシュルームチキン野郎だけでもだいぶパワーワードなのに一方その頃フランスではイベリコ豚が食べ頃公演ってなんだよ、そうなんですねとしか言えんわ
っていうのをね、見ながら思い出しました、当たり前だけど今回の方が面白くて、カツ子ちゃんは筋肉と美しさが増してたし岸さんのツッコミすげえ好きだしなんか全てのキャラクターが愛おしかった
一番笑ったのが逮捕されて連れてかれようとしてるカツ子ちゃんが腕をちょっと動かしだけで腕を掴んでた増田赤カブトさんがすごい勢いで吹っ飛んでったとこ、ドラゴンボールかよ

7/27悪い芝居『メロメロたち』赤坂RED/THEATER
これもっかい観たいーなんかもう超かっこよかった

12/5なかないで、毒きのこちゃん『(再)けいこちゃん、ふたたび。』下北沢駅前劇場
8時間も観ねえよを8時間観たいにするって結構なことだと思うんですけどそれくらい面白かったです、どこまで台本とかそんな野暮な考えの一切を捨ててただただあの「本が出来なかったから公開稽古やります」って状況に身を任せた
最初の2時間しか観てないわけだから完成版は見れず仕舞いかと思ったけど(代役だし台詞変えるし)完成とかないのかもなあ、あの体験は間違いなく演劇だった、私の思う演劇だった
MUでご一緒した植田祥平さんがMUとは違った面白さを醸し出してて笑い死ぬかと思った、「なんだと思う?」

10/29オイスターズ『ここはカナダじゃない』三鷹市芸術文化センター星のホール
もう力尽きたので前の記事読んでください、ただ次東京に来たらこれも絶対見るし超おすすめします


自分は演劇に限らず映画や漫画や何かを観るのが好きなので、今年はほんとに、楽しませていただきました、ありがとうございました
posted by 沈ゆうこ at 09:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月27日

12月27日

12月27日、机の上の小さなツリーを目の前に、僕は何をするでもなくただ呆然としている

そもそもの発端は同じゼミのしのづかさんが「私アドベントカレンダー好きなんだよね」と話し出し、それ聞いていた他の奴らが「お前もやってそうだよな」と離れたところで座っていた僕に話を振ってきたことに由来する
その時の僕はアドベントカレンダーなんて知らなかったしそれがクリスマスに関係するものだなんて微塵も思わなかった、だけどしのづかさんが「そうなの?」ときらきらした目で聞いてくるもんだから「うん、好き」と答えてしまい、それに喜ぶしのづかさんが可愛くて「いいよね、あれ、今年もやる」と適当なことを言ってしまったがために、買わざるを得なくなったのだ

ゼミが終わると僕はアドベントカレンダーについて調べ、それがどうやらクリスマス楽しく迎えるためのものらしいということを知った、カレンダーの中にお菓子やオーナメントが入っていて毎日一つずつ開けることによってクリスマスまでのわくわく感を募らせる、なるほどイベント事が大好きなしのづかさんが好きそうなことだ、そんなところも可愛らしい
僕はクリスマスにクリスマスらしいことは何もしない、チキンもケーキも食べないし自分にプレゼントも買わない、イルミネーションも見に行かないし誰かと過ごしたいとも思わない
クリスマスだけではない、お正月やハロウィン、花火や月見に夏祭り、なぜだかわからないけどイベント事に全く心が躍らない、嫌い、というより興味が無いのだ、なぜかは全くわからない
だけどアドベントカレンダーの話をするしのづかさんがあまりに楽しそうで可愛くて、彼女と同じ感覚を共有してみたいと思い、僕はついにクリスマスという未知の領域に足を踏み入れることにした

その日のうちに近所の雑貨屋へ赴きアドベントカレンダーを探した、大きいものから小さいものまでピンキリで、その中で僕は両手に収まるほどの、赤い小さなカレンダーを手に取った
中には直径1cmほどの小さなオーナメントが入っており、毎日一つずつ飾ることで25日にはクリスマスツリーが完成するというものだった
卓上に置けるサイズ感と品の良い色合い、なによりオーナメントのデザインが気に入った、見本で飾られているこれまた卓上に置けるサイズのツリーには、色とりどりの刺繍糸で吊るされた半透明の球体が、照明の光を反射させてゆらゆらと可愛らしく揺れていた
値段が少し高いことに二の足を踏んでいると、しのづかさんからどんなのにするの?とLINE来た、僕は目の前のカレンダーを写真に撮ってしのづかさんに送った、かわいいね、と返ってきたのでそれを買った、ツリーは別売りだった

それから僕は毎朝カレンダーを開けオーナメントを取り出し飾った、始めはしのづかさんと会話が出来るという不純な動機で始めたが、何も無い無愛想な状態から毎日少しずつ彩られるツリーを見てると、まるで産まれたての猿から徐々に人間らしくなっていく小さな子どものようで可愛くて愛しくて、何かを愛でるという感覚がよくわからない僕は、自分がようやく人間になれたような気がして喜んだ
街で流れるクリスマスソングに心が躍る、近所のコンビニでケーキとチキンを予約した、今まで楽しめなかったことを楽しむことでより人間になれるような気がした

クリスマスまで10日を少し切ったころ、ツリーを飾ることで人間になれた僕はこの感動を誰かに伝えたくてバイト先のにのみやさんにカレンダーの話をした
にのみやさんは二個上で仕事が出来て誰にでも優しい、目が少しきついが背の小ささで上手く愛嬌を保っている、僕は毎朝カレンダーを開ける楽しさとツリーが彩られる喜びをにのみやさんに話した、なぜしのづかさんではなくにのみやさんなのかはわからない、にのみやさんはにこにこしながらいいね、と言った
「にのみやさんはツリーとか飾らないんですか?」何の気なしに尋ねるとにのみやさんはにこにこしながら「片付けられなくなっちゃうから」と答えた
え、と思う間もなくにのみやさんはお客に呼ばれて注文を取りに行った、キッチンの人が料理を出して僕はそれをにのみやさんとは逆方向のテーブルへ運んだ、それ以降にのみやさんと会話することは一度もなかった

家に帰って机の上の、まだ下の方が少し淋しいツリーを眺めた、しばらく眺めたあとテレビを点けるとお笑いタレントがクリスマスにちなんだトークをしていて、それを聞きながら普段よりも少し大きな声で笑った

12月25日、オーナメントの最後の一つを飾った僕は、完成されたツリーを見てその美しさに見惚れてしまった、ベランダに出して半透明に朝日を反射させるとLEDとは違う柔らかい光がオーナメントの中できらきらと輝いていた
明日の朝に片付けよう、そう思ってその日は実にクリスマスらしく過ごした、チキンとケーキを食べ自分用に買ったマフラーを巻いてイルミネーションを見に行った、しのづかさんからLINEが来ていたが無視した

12月26日、タイムカードを切り店を出ようとする僕ににのみやさんが話しかけて来た
今日も疲れたね、キッチンの人がパセリ乗せ忘れてたねと言いながらタイムカードを切ったにのみやさんが「ツリーは片付けた?」と聞いてきた
「片付けました」と返した僕ににのみやさんはそう、と答えた店を出た、にのみやさんが見えなくなってから、僕もようやく店を出た

12月27日、片付けられない小さなツリーを目の前に、僕は何をするでもなくただ呆然としている
オーナメントがきらきらと輝くのを眺めながらテレビを点けると、コンビニのCMで二世タレントがおせちの予約を促していた、全部聞き終わる前にテレビを消した、ツリーを片付けられない僕を無視して、オーナメントはずっときらきらと輝いてた
posted by 沈ゆうこ at 16:07| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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